昨日、選抜高校野球大会が愛知県の東邦高校の優勝で幕を閉じましたね。
平成最初の大会で優勝してから30年、平成最後の優勝も勝ち取った快挙に、事実は小説より奇妙なりではないけれども、すごい奇蹟だな~と感動してしまいました。
優勝回数も5回と選抜大会最多の優勝数となったとの事ですが、そのうちの1回は昭和16年、戦争による中断前の最後の大会での優勝でした(当時は東邦商業学校)。
wikiを見て知ったのですが、名古屋大空襲の際に東邦商業学校の校舎も全焼したけれども、優勝旗だけは焼け落ちる寸前に外に放出して無事だったと言うエピソードがあったそうです。
今日の中日新聞朝刊のコラムにも書かれていますが、学校関係者が日々防空壕を移動して旗を守り抜き、戦後最初の大会で東邦商業学校が無事に優勝旗を返還した時には会場のファンが驚きと共に感動されたと言う事です。
まさしく平和の象徴のようだったのでしょう。
そして、戦争がなかった平成の最初と最後の優勝を手にしたのが、まさしくその東邦高校だと言う事も象徴的な出来事だったと思います。
平和であればこそこうした大会が行える。守り抜かれた優勝旗がその事を伝えてきてくれているのかもしれませんね。
一時は不穏な世界情勢もあり、まだ続いてはいますが、次の元号の時代になっても心置きなくスポーツにまい進できるように、心から願います。